【全目次】脳の闇 / 中野信子【要約･もくじ･評価感想】 #脳の闇 #中野信子

2023年2月3日2023年7月27日

中野信子さんの「脳の闇」の全もくじを紹介します。

目次は本の要約が書かれており、伝えたいことが学べるので本の内容を一気に知ることができます。
目次が気に入りましたら是非直接本を手に取ってみてください。

では目次を見ていきましょう！

【脳の闇目次】第一章承認欲求と不安【中野信子･要約･もくじ】

ヒトに特異的な欲望と快楽

誰もが持っている「空洞」

理性に情動がついていかない

「共感」というスキル

好意と「あわよくば」のあいだ

脳が恋愛のさなかにあるとき

不安感情が内面に暴発するとき

不安と戦わない、という方法

【脳の闇目次】第二章脳は、自由を嫌う【中野信子･要約･もくじ】

タイムプレッシャーによる意思決定

「迷わない人」は信用できない

ブランドと権威を認知する脳の働き

「解は不定」の居心地悪さ

人はかくも騙されやすい

迷信・俗信が確信に変わるとき

「わからない」を嫌う脳

あいまいさを保持しておく知力

誰しも中立ではありえない

信頼できる意思決定をしてくれる誰か

【脳の闇目次】第三章正義中毒【中野信子･要約･もくじ】

「正しさハラスメント」

正義を執行する快楽

集団を守るための不寛容

「美しい」=「正しい」のトリック

ネアンデルタール人と現生人類の違い

「倫理的に正しい」への警戒

糾弾は自省よりたやすい

「不謹慎」を叩く快感

民の裁きと訣別するために

誰しもが陥る正義中毒

メタ認知が中毒状態を乗り越える

「どうでもいい」という絶妙な距離感

【脳の闇目次】第四章健康という病【中野信子･要約･もくじ】

性格傾向の3類型

「いい子であれ」という無言のメッセージ

片頭痛持ちは賢い?

不健康自慢がウザいわけ

自らに傷を負わせる作為症

自傷と創作の痛々しさ

健康を崇め奉る風潮

リスキー・シフトとコーシャス・シフト

【脳の闇目次】第五章ポジティブとネガティブのあいだ【中野信子･要約･もくじ】

解決できない感情という重荷

アドバイスという名の自慢話

ナルシシストと自己肯定感

自身の醜さと闇を知る人

もう一度会えたら

ポジティブ思考の暗部

抑うつ的反芻という思考習慣

音楽を聴けば頭が良くなる、は本当か

音楽は灰白質の神経細胞を増やす

【脳の闇目次】第六章やっかいな「私」【中野信子･要約･もくじ】

子どもの頃から感じた分断

王道イメージへの抵抗感

一番安いものを選ぶタイプ

気難しい自分の扱い方

過敏な感覚とこだわりと

待つという能動的選択

極上の孤独は蜜の味

インナー・ヴォイスと毒親問題

【脳の闇目次】第七章女であるということ【中野信子･要約･もくじ】

女性の寂しさの肌感覚

結婚は合理的か

「科学者」でなく「主婦」として
評価されるマリー・キュリー

理系と女性は両立しない?

女性に対するステレオタイプ脅威

フェイルセーフの女子アナ戦略

銃と男とテストステロン

【脳の闇目次】第八章言語と時間について【中野信子･要約･もくじ】

「始めに言葉ありき」の解釈

人は真実など欲していない

ネガティブ感情とストレスホルモン

急急如律令と建設的批判

仮説としての普遍物語

自我とディスコミュニケーション

双子語と個人語

「ヴァルダロの恋人たち」の時間

「話が通じる」という奇跡

コミュニケーション力の測り方

杞憂と言い切れない日本人気質

人間は安全より不安に惹かれる

新世紀より世紀末が好き

時間軸と未来予測

未来や過去を思えるのは人間だけ

何かが終われば、新しい何かが始まる

人間の本質としての新奇探索性

あとがき

脳の闇のAmazonページ

脳の闇（新潮新書）

ジャンル

科学・テクノロジー、新潮新書

【評価･感想･口コミ】脳の闇 / 中野信子【Amazonレビューを引用】

自身の考え方や本心を振り返ることができました。

久しぶりに中野さんの本を読みましたが、今回もとても面白く勉強になりました。人の本質がよく分かります。本書のはじめの部分とおわりの部分にも書かれてありますが、少々難しい言葉だと感じる書き方をされています。ただ、難しすぎて読みにくいと言うことは殆どないと思います。自分は人の言葉に左右されずに決断してきたと思っている方はグサリとくる部分があると思います。私にとっては自身の考え方や本心を振り返るキッカケにもなりました。人は自分で選択することを何故嫌がるのか、音楽を聴くとリラックスするのか、この面は答え合わせをすることができました。宗教の観点から紐解く章もあり、人がなぜこの様な考え方をするのか、それは生きる為に必要なことなのかということが書かれていますが、考えてもみなかったことでしたので新鮮でした。昨今のネット上での炎上や正義感を振りかざして人を叩く行為に関しては、シャーデンフロイデを読むと、よりその部分にフォーカスした話しを読むことができます。

違う脳を持った著者を通して自分を見る　

一気読みした。いろいろ自分が思い悩み考えていたことは、自分と他者が違う脳であるということだという視点をもらうことで解決しなくともそうだな、と思える。著書の中で中野氏の赤裸々な感情的告白がある。へえーそうなんだと思うのにとどまらず、じゃあ自分はどうだったのか。彼女と同じ経験をしているわけではないが、なぜか自分はどうだったかというのを振り返りながら読んでしまう。いろいろなことが掘り返される。自分は承認欲求と共感について書いてあるところがよかった。自分がひっかかったところ、いいなとおもうところ、書きだしたら全部になりそうなほど、いまを生きている人に響くものがあると思う。最期の方は仏教クラスタもなるほどと思われる仏教に関する記述も出てくる。みんな始まりより終末を好むというのは、キリスト教の方が最後の審判があるから傾向としては強いかなあとは思った。人間ってめんどくさい。なんでめんどくさいのか、自分がなんでめんどくさいのかがわかる。そしてそんな自分を大事にしようとも最後、思えてくるのだ。：レビュー一覧

脳の闇 / 中野信子の内容説明

人間の厄介さを知っていますか
ブレない人、正しい人と言われたい、他人に認められたい……集団の中で、人は常に承認欲求と無縁ではいられない。
ともすれば無意識の情動に流され、あいまいで不安な状態を嫌う脳の仕組みは、深淵にして実にやっかいなのだ――
自身の人生と脳科学の知見を通して、現代社会の病理と私たち人間の脳に備わる深い闇を鮮やかに解き明かす。
五年にわたる思索のエッセンスを一冊に凝縮した、衝撃の人間論！：引用元

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