中野信子 さんの「人は、なぜ他人を許せないのか?」の全もくじを紹介します。
目次は本の要約が書かれており、伝えたいことが学べるので本の内容を一気に知ることができます。
目次が気に入りましたら是非直接本を手に取ってみてください。
では目次を見ていきましょう!
人は、なぜ他人を許せないのか?の要約
人は、なぜ他人を許せないのか?を要約しました。
「人は、なぜ他人を許せないのか?」では、現代社会における正義感と他者への許容力の欠如について議論しています。SNS時代の正義感が争いや対立を引き起こし、日本社会の特殊性が許容力の低下に影響を与えていることを解説し、「許せない」を克服するための方法を提案しています。人間の脳の特性や環境要因、生活習慣の改善を通じて、穏やかに生きるためのヒントが学べます。
【人は、なぜ他人を許せないのか? 目次】第1章 ネット時代の「正義」 -他人をつるし上げる悦び【中野信子・要約・もくじ】
SNSが隠れていた争いを「見える化」した
著名人にとってSNSは諸刃の剣
自分と異なるものを
バ力にしあう不毛な社会
炎上ビジネスに踊らされる正義中毒者たち
多様性を狭めた集団は滅亡に向かう
正義中毒は人間の宿命
【人は、なぜ他人を許せないのか? 目次】第2章 日本社会の特殊性と「正義」の関係【中野信子・要約・もくじ】
愚かさの基準は国によって異なる
日本は「優秀な愚か者」の国
自然災害と閉鎖的環境が
日本人の社会性を高めた?
日本人の不安に関する意識調査
個人の意志よりも集団の目的が優先される
「よそ者」は信用しない日本人
日本で集団のルールに逆らうことの難しさ
学校では「破壊的な天才児」より
「従順な優等生」が優遇される
女性の方が空気を読むのが得意な理由
アイヒマン実験が明らかにした服従の心理
「ステレオタイプ脅威」という呪い
考えすぎる人は「使えない人」?
議論ができない日本人
「議論のできない人」がバカにされる社会
人格攻撃と議論の決定的な違い
自己主張が苦手な人が増える地政学的条件
日本人の性質が変わるには1000年かかる?
日本に住めば、誰でも「日本人」になるのか
【人は、なぜ他人を許せないのか? 目次】第3章 なぜ、人は人を許せなくなってしまうのか【中野信子・要約・もくじ】
人間の脳は、対立するようにできている
人は、なぜいとも簡単に他人を憎むのか
不一致ゆえに惹かれ合い憎み合う人々
どんな天才も近付けば「ただの人」
集団の持続こそが正義
「リベラル」と「保守」の対立は、
脳が引き起こしていた?
支持政党は遺伝子で決まっている?
正義中毒のエクスタシー
正義と同調圧力の関係
欧米人がアジア人を見分けられない理由
バイアス(偏見)のズレが友情を引き裂く
バイアスは脳の手抜き
本質的な正しさより、
仲間内の正義を優先する人々
正義を旗印に巨大化する集団
ネット社会は確証バイアスを増長させる
加齢が脳を保守化させる
理性は直感に勝てない
脳は「賢くなり過ぎない」ようにできている?
「一貫性の原理」の罠 正義中毒の快感と苦悩
【人は、なぜ他人を許せないのか? 目次】第4章 「正義中毒」から自分を解放する【中野信子・要約・もくじ】
「許せない」をコントロールし、
穏やかに生きるには
「なぜ、許せないのか?」を客観的に考える
「昔は良かった」は、脳の衰えのサイン
脳の成人年齢は30歳
脳は経験で進化できる
老けない脳と老ける脳の違い
老けない脳をつくるトレーニング
1
慣れていることをやめて新しい体験をする
2
不安定・過酷な環境に身を置く
3
安易なカテゴライズ、
レッテル貼りに逃げない
4
余裕を大切にする
食事や生活習慣で前頭前野を鍛える
1
食事⋯脳の健康にはオメガ3脂肪酸
2
睡眠⋯睡眠不足を避け、スキマ時間に昼寝をする
正義中毒を乗り越えるカギはメタ認知
いい出会いが、メタ認知能力を育てる
自分にも他人にも「一貫性」を求めない
対立ではなく並列で考える
あとがき
人は、なぜ他人を許せないのか?の評価・感想・口コミ【中野信子・Amazonレビューを引用】
許せるようになれば、楽になれるかもしれないと思えた
「自分が絶対に正しい」とは思わないけれど、誰かの行動や意見に対して、「おかしいんじゃないか」「間違っているんじゃないか」という怒りに近い感情を抱くことはよくあります。 単純に自分の性格や考え方のせいなんだろうなと思っていましたが、そもそも人間の脳はそのように出来ているんですね。 他人に対してイライラするのは正直疲れるし、「もっと穏やかな性格だったら、毎日楽しいんだろうな」と悩むこともありました。でも、みんな同じ仕組みを持っているんだということが分かって、ちょっと気がラクになりました。 考え方をすぐに変えることは難しいだろうけど、「脳のせいなんだ」という視点を持って、自分を客観的に捉えられるようにしたいなと思います。 あとがきにありましたが、いろんなことを「そんな考え方もある」って、寛容に受け入れられるようになれたら、今よりも楽な気持ちで過ごせそうです。私にとっては、そんな気付きをもらえた面白い本でした。
自分自身や周りの人への理解が深まりました
中野先生の本は、よく読んでいます。その中でも本書は、現代人にとって役に立つ中身ではないかと思いました。 「正しさ」は状況や環境によって、まったく変わってしまうということを忘れないようにしたいです。 「脳」から考えると、不思議と感情と出来事とを切り離して見つめることができるように思います。 最近、身近な友人が年々頑なになっていくのを感じており、なぜ他人の意見を聞き入れなくなってしまったのだろう…と悲しく思っていたのですが、なるほど脳の老化が関係していたのですね。 お互いに年を取っていけば通る道なのだと思い、自分自身も自覚して、気を付けていこうと思いました。
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