【全目次】なぜ働いていると本が読めなくなるのか / 三宅香帆【要約・もくじ・評価感想】 #なぜ働いていると本が読めなくなるのか #三宅香帆

三宅香帆 さんの「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」の全もくじを紹介します。

目次は本の要点が書かれており、伝えたいことが学べるので本の内容を一気に知ることができます。
目次が気に入りましたら是非直接本を手に取ってみてください。

では目次を見ていきましょう!

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「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」の全目次・要約【三宅香帆・もくじ】

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目次

なぜ働いていると本が読めなくなるのかの要約 

なぜ働いていると本が読めなくなるのかを要約しました。

『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』では、現代社会における労働と読書の両立の難しさを分析し、歴史的背景とともにその要因を探ります。労働が読書の時間や意欲に与える影響を述べ、労働と文化を両立させる社会の重要性を説きます。また、働きながらでも本を読むための具体的な工夫を提案しています。

【なぜ働いていると本が読めなくなるのか 目次】まえがき 本が読めなかったから、会社をやめました【三宅香帆・要点・もくじ】

気づけば本を読んでいなかった社会人1年目

本を読む時間はあるのに、スマホを見て しまう

本を読む余裕のない社会って、おかしくないですか?

AI時代の、人間らし い働き方

あなたの「文化」は、「労働」に搾取されている

労働と文化を両立できる社会のために

【なぜ働いていると本が読めなくなるのか 目次】序章 労働と読書は両立しない?【三宅香帆・要点・もくじ】

労働と読書は両立しない?

速読、 情報処理スキル、 読書術

社会の格差と読書意欲

日本人はいつ本を読んでいたのか

【なぜ働いていると本が読めなくなるのか 目次】第一章 労働を煽る自己啓発書の誕生【三宅香帆・要点・もくじ】

明治時代

1 自分の好きな本を読めるようになった時代

日本の長時間労働の幕開け

句読点と黙読によって本が読みやすくなった

「自分のニーズに合った読書をする」 図書館文化

2 日本初の男性向け自己啓発書 「西国立志編」

「仰げば尊し」と立身出世  

明治時代のミリオンセラー

“Self-Help”と自助努力の精神

3 修養ブームの誕生と階級格差

「ホモソーシャル」な 「自己啓発書」の誕生

ビジネス雑誌の流行 

自己啓発書をめぐる日本の階級格差

【なぜ働いていると本が読めなくなるのか 目次】第二章 「教養」が隔てたサラリーマン階級と労働者階級【三宅香帆・要点・もくじ】

大正時代

1 大正時代の社会不安と宗教・内省ブーム

効率重視の教養は、今にはじまったことなのか?

読書人口の増加

日露戦争後の社会不安 

スピリチュアルが、社会主義が、 売れる!

2 辛いサラリーマンの誕生

「サラリーマン」の登場

労働が辛いサラリーマン像、誕生

疲れたサラリーマン諸君へ、『痴人の愛』

3 教養の誕生と修養との分離

田舎の独学ブーム

「社員教育」の元祖としての「修養」

エリート学生の間に広まる「教養主義」

総合雑誌が担ったもの

「教養」 と 「労働」の距離

【なぜ働いていると本が読めなくなるのか 目次】第三章 戦前サラリーマンはなぜ「円本」を買ったのか?【三宅香帆・要点・もくじ】

昭和戦前・戦中

1 日本で最初の「積読」 本

円本の成功と驚異の初版部数

改造社の「現代日本文学全集』の大博打

円本ブーム成功の理由1
「書斎」文化のインテリアとしての機能

円本ブーム成功の理由2
サラリーマンの月給に適した「月額払い」メディア

円本ブーム成功の理由3
新聞広告戦略、 大当たり

2 円本は都市部以外でも読まれていた

円本=日本で最初の「積読」セット?

農村部でも読まれていた円本

3 教養アンチテーゼ・大衆小説

「受動的な娯楽」に読書は入るか?

戦前サラリーマンはいつ本を読んでいたのか?

忙殺されるサラリーマンたち

もはや本を読むどころではない戦時中

【なぜ働いていると本が読めなくなるのか 目次】第四章 「ビジネスマン」に読まれたベストセラー【三宅香帆・要点・もくじ】

1950~60年代

1 1950年代の「教養」をめぐる階級差

ギャンブルブームの戦後サラリーマン

「教養」を求める勤労青年

紙の高騰は「全集」と「文庫」を普及させた

2 サラリーマン小説の流行

源氏鶏太のエンタメサラリーマン小説

読書術の刊行が示す「読書危機」

日本史上最も労働時間の長いサラリーマンたち

3 ビジネスマン向けハウツー本の興隆

「役に立つ」新書の登場

「本」を階級から解放する

勉強法がベストセラーになる時

【なぜ働いていると本が読めなくなるのか 目次】第五章 司馬遼太郎の文庫本を読むサラリーマン【三宅香帆・要点・もくじ】

1970年代

1 司馬遼太郎はなぜ70年代のサラリーマンに読まれたのか?

なぜみんな『坂の上の雲』を買ったのだろう?

司馬作品の魅力の源泉

2 テレセラーの誕生と週休1日制のサラリーマン

テレビによって売れる本

土曜8時のテレビと週休1日制

「テレビ売れ」に怒る作家、「TikTok売れ」 に怒る書評家

3 70年代に読む司馬作品のノスタルジー

通勤電車と文庫本は相性が良い

70年代と企業文化の定着

企業の「自己啓発」重視文化の誕生

「国家」と「会社」の相似性

社会不安の時代に読む 「竜馬がゆく』

『坂の上の雲』は懐メロだった?

【なぜ働いていると本が読めなくなるのか 目次】第六章 女たちのカルチャーセンターとミリオンセラー【三宅香帆・要点・もくじ】

1980年代

1 バブル経済と出版バブル

「嫁さんになれよ」だなんて言えない時代になっても

ミリオンセラーと長時間労働サラリーマン

2 「コミュ力」時代の到来

サラリーマンに読まれた 「BIG tomorrow」 

70年代の「教養」と80年代の「コミュ力」

「僕」と「私」の物語はなぜ売れた?

本をみんな読んでいた?

3 カルチャーセンターをめぐる階級の問題

カルチャーセンターに通う主婦・OLへの蔑視

「大学ではない場の学び」

女性作家の興隆と階級の問題

【なぜ働いていると本が読めなくなるのか 目次】第七章 行動と経済の時代への転換点【三宅香帆・要点・もくじ】

1990年代

1 さくらももこと心理テスト

90年代は「そういうふうにできている」

さくらももこと心理テストの時代

2 自己啓発書の誕生と新自由主義の萌芽

『脳内革命』と〈行動〉重視の自己啓発書

〈内面〉の時代から 〈行動〉の時代へ

労働環境の変化と新自由主義の萌芽

〈政治の時代〉から〈経済の時代〉へ

3 読書とはノイズである

読書離れと自己啓発書

自己啓発書はノイズを除去する

読書は、労働のノイズになる

ノイズのない「パズドラ」、ノイズだらけの読書

【なぜ働いていると本が読めなくなるのか 目次】第八章 仕事がアイデンティティになる社会【三宅香帆・要点・もくじ】

2000年代

1 労働で「自己実現」を果たす時代

自己実現の時代

ゆとり教育と「13歳のハローワーク」

労働者の実存が労働によって埋め合わされる

余暇を楽しむ時間もお金もない

2 本は読めなくても、 インターネットはできるのはなぜか?

IT革命と読書時間の減少

『電車男』とは何だったのか

インターネットの情報の「転覆性」

本は読めなくても、インターネットはできるのはなぜか?

情報も自己啓発書も、階級を無効化する

3 本が読めない社会なんておかしい

過去はノイズである

情報とは、ノイズの除去された知識である

読書は楽しまれることができるか?

【なぜ働いていると本が読めなくなるのか 目次】第九章 読書は人生の「ノイズ」なのか?【三宅香帆・要点・もくじ】

2010年代

1 働き方改革と労働小説

「多動力」の時代に

新自由主義とは何か

働き方改革と時代の変わり目

ノマド、副業、個で生きる

労働小説の勃興

2 「娯楽」が「情報」になる日

SNSと読書量

本を早送りで読む人たち?

自分と関係がない情報、という「ノイズ」

3 他者の文脈を知る

「推し、燃ゆ」とシリアスレジャー

自分以外の文脈を配置する仕事以外の文脈を思い出す

半身で働く

「働いていても本が読める」 社会

【なぜ働いていると本が読めなくなるのか 目次】最終章 「全身全霊」をやめませんか【三宅香帆・要点・もくじ】

日本の労働と読書史

日本の労働時間はなぜ長い?

強制されていないのに、自分で自 分を搾取する「疲労社会」

燃え尽き症候群は、かっこいいですか?

トータル・ワー ク社会

「全身」を求められる私たち

「全身全霊」を褒めるのを、やめませんか

「半身社会」こそが新時代である

半身社会を生きる

あとがき
働きながら本を読むコツをお伝えします

なぜ働いていると本が読めなくなるのかの評価・感想・口コミ【三宅香帆・Amazonレビューを引用】

働いていても読める本

読みやすいかつ、勉強になった。私も働き始めて大好きな本が読めなくなったことにすごくストレスを感じていたので、何故読めないのか、そしてどうしたら読めるのか知りたくて本書を手に取った。やっぱり働きながら本が読めない現代社会はおかしい。働きながらでも本が読めるよう今後の生活を考えてみたいと思えた本でした。

久々にクリティカルヒット

時代と読書の距離感、在り方がとても興味深く、あっという間に読んでしまった。本書の結論は、育児しながらフルタイムの自分は首がもげるほど頷いた。既に売れていると思うけど、売れて欲しい本です。とっっても楽しい時間でした。

レビュー一覧

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