【全目次】「正しさ」の商人情報災害を広める風評加害者は誰か / 林智裕【要約･もくじ･評価感想】 #正しさの商人 #林智裕 #徳間書店

2023年7月29日

林智裕さんの「「正しさ」の商人情報災害を広める風評加害者は誰か」の全もくじを紹介します。

目次は本の要約が書かれており、伝えたいことが学べるので本の内容を一気に知ることができます。
目次が気に入りましたら是非直接本を手に取ってみてください。

では目次を見ていきましょう！

【「正しさ」の商人目次】第1章「情報災害」とは何か【林智裕･要約･もくじ】

はじめに

事実と風説を分けるのは誰か

情報が社会に不安を拡散する

メディアが「引き金」を引いた

「情報災害」は可視化できるのか

「安全」と「安心」は全く別の問題

デマや流言、風評は何故発生するのか

「神が去った」時代を迎えた社会

「安心」を得るにはどうするべきか

「情報過多」は「情報不足」と同じ

生かされなかった被災の知見

「寝た子は起こすな舗」

活動家がデマや差別を再生産する

「嘘も百回言えば真実となる」

当事者にだけ強いる「忍耐」と「寬容」

「風評加害」とは何か

意図的な虚偽情報の伝聞があった

【「正しさ」の商人目次】第2章複合的「情報災害」と福島【林智裕･要約･もくじ】

コロナ禍における「情報災害」と「デマ」

「フクシマ」に込められた思惑

漫画「美味しんぼ」が拡散した不安

隠敵、陰謀⋯⋯テレビ報道による扇動

福島の今」をそのまま伝えてはならぬ

福島のトリチウムだけが害悪視

健康被害とは別の「新たな被害」とは何か

漁業者が放出に反対する本当の理由

活動家の「反対」は何のため、誰のためか

社会に残された「汚染水」という呼称

朝日新聞の記者はなぜ「福島は水俣になる」と言ったのか

福島と水俣の共通点としての「情報災害」

「加害者」不在の風評対策

韓国の外交カードとしての風評扇動

ロビー活動に敗れた科学的事実

陰に埋もれた「避難するリスク」

流言を正当化した識者とメディア

被災者に向けられた差別の矛先と絶望

着用不要の場所で防護服を着て取材する者

「ゼロリスク志向」が生み出す別のリスク

放射線量にだけ厳しい日本の基準値

過度な不安が鬱や依存症をもたらす

除染目標1ミリシーペルトの理由

残り続ける「風評加害」の構図

恣意的に選ばれ続ける「地元の代表」

プロバガンダとしての「風評加害」

コラム

「迷信」が差別を引き起こした例

【「正しさ」の商人目次】第3章印象操作という「引き金」【林智裕･要約･もくじ】

「ほのめかし」報道は何を狙うのか

「情報災害」を維持・温存させる「ほのめかし」への対策

「福島に災害派遣されたレスキュー隊隊員」にまつわる発言(2011年)

「会報誌に脱原発学習会報告「福島はレントゲン室と同じ」(2016年)

差別が原因で福島空港発のチャーター便がキャンセル(2017年)

「建屋カバー撤去で65倍の放射能が降っている!」と女性週刊誌(2017年)

多くの自治体に後援され広められてきた「情報災害」(2018年)

神戸新聞が自主避難者の間違った言說を拡散(2018年)

「次世代への被曝影響」を誤解させる記事の見出し(2018年)

東京新聞が社説でトリチウムに関する誤解を拡散(2018年)

東京新聞が等価線量と実効線量を混同させて報道(2019年)

【「正しさ」の商人目次】第4章「情報災害」を記録するということ【林智裕･要約･もくじ】

福島を巡る言説は現場の声と乖離していた

誤った情報の拡散で現地からの声が消される

「情報災害」がもたらした失意を記録する

「フクシマ」は忘却されるのか、消費されるのか(2013年7月)

報道は「絵になる被災者」を求める

「福島」ではない「フクシマ」を喧伝する者へ(2014年6月)

「絶対的な恐怖」を煽ることばかりに夢中の人達

「地域の「尊厳の喪失」から立ち上がるために(2014年9月)

無数の支援、善意、そして希望の種(2014年9月)

コラム

放置しても「情報災害」は広がる

【「正しさ」の商人目次】第5章「情報災害」と、その後【林智裕･要約･もくじ】

「情報災害」の長期的な影響を知る

「浜焼き文化」復活の軌跡–相馬

「震災前」と「今」を繋ぎとめるもの

風評加害と闘った生産者たちの11年–南相馬

人口がゼロになったまちの「その後」

ホッキメシと私の故郷–双葉郡

「原発事故は終わっていない」と訳知り顔で語る者へ

「情報災害」――それぞれの「その後」を聞く

いつまでも被災者だという不幸に甘んじるわけにはいかない

「情報災害」の後にはデマとその代償だけが残された

【「正しさ」の商人目次】終章教訓は生かされるのか【林智裕･要約･もくじ】

「情報災害」を解決するために何ができるか

マスメディアが「加害」に加担する構図

なぜ今「とっくに明らかになっていたこと」を

元首相5人が世界に放った独善の「正しさ」

「間違いの可能性」を含んで情報を伝える必要

おわりに

謝辞参考資料

「正しさ」の商人情報災害を広める風評加害者は誰かのページ

「正しさ」の商人　情報災害を広める風評加害者は誰か

原子力・放射線、心理学、心理学入門、心理学の読みもの

【評価･感想･口コミ】「正しさ」の商人情報災害を広める風評加害者は誰か / 林智裕【Amazonレビューを引用】

煽り報道に違和感を感じている方へ是非とも読んで欲しい

うーん、この2〜3年で一番インパクトが有り、心に刺さる本でした。左派報道（極右も同じ）のからくりと実害、それを拡げさせない為の行動についてご自身の体験と多くの説得力有る論拠より纏められており、デマ流言を放置する事の危険性と実害についてクリアに認識させられます。この本に感じる力は福島在住の著者が、復興に向けた活動の中、自身や周囲を覆った多くの理不尽と時に絶望した中からも、未来に向かってもがき進んできた「福島を諦めない」という強い思いから来ているのだと思う。福島は日本を取り巻く縮図で有り、本書が多くの方に読まれる事で情報災害の認知とマスコミやSNSでの被害が抑制される事を切に願います。

「情報災害の真実」

漠然とみんなが思っていた情報による社会のダメージを、「情報災害」とカテゴライズして分かりやすく解説したもの。特に福島では災害本体よりも情報災害の方が人的・物的被害大きかった。当時から予測されていたことではあるが、予測が可能なら予防もできたとも考えられる。それがほとんどできなかったばかりか、今でも情報災害に加担する人々がいるのを実例を示しながら解説してくれている。情報災害は一時的なものではなく独善や正義によって持続することになる。メディアの商人的な考え、偏ったイデオロギーがそのエンジンとなる。これを払拭するためには、情報災害を概念化し、最終的には数値化することも必要だろう。新しい時代を開く本になるかも。：レビュー一覧

「正しさ」の商人情報災害を広める風評加害者は誰か / 林智裕の内容説明

事実に基づかない「不安と怒り」が
社会を扇動する。

デマ、フェイクニュース、流言蜚語
利益を享受するために「まがいものの正しさ」を
撒き散らす奴らの正体とは――。

「3.11後の福島」で
被災と「風評」の地獄を見た著者が
生々しい実体験と共に
この国に蔓延する「正しさ」の嘘を斬る。

東電原発事故
トリチウム処理水
新型コロナウイルス
HPVワクチン…

恐ろしいのは危機の本体だけではない。
不安と怒りを煽る「情報」が巻き起こす

「情報災害」

そしてそれを広げていく

「風評加害」だ。

『現代ビジネス』『SYNODOS』『正論』など
福島在住のジャーナリストが問う
言論界が注目する、初の著書刊行!：引用元