【全目次】実力も運のうち 能力主義は正義か? / マイケル・サンデル【要約・もくじ・評価感想】 #実力も運のうち #マイケルサンデル

【全目次】実力も運のうち 能力主義は正義か? / マイケル・サンデル【要約・もくじ・評価感想】 #実力も運のうち #マイケルサンデル #サンデル #能力主義 #才能 #哲学 #思想 #ポビュリスト

マイケル・サンデル さんの「実力も運のうち 能力主義は正義か?」の全もくじを紹介します。

目次は本の要約が書かれており、伝えたいことが学べるので本の内容を一気に知ることができます。
目次が気に入りましたら是非直接本を手に取ってみてください。

では目次を見ていきましょう!

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目次

【実力も運のうち 目次】序論 入学すること【マイケル・サンデル・要約・もくじ】

大学入試の倫理学

能力への入札

【実力も運のうち 目次】第1章 勝者と敗者【マイケル・サンデル・要約・もくじ】

ポビュリストの不満を診断する

技術家主義と市場に優しいグローバリゼーション

出世のレトリック

能力主義の倫理

屈辱の政治

テクノクラート的能力と道徳的判断

ポビュリストの反乱

【実力も運のうち 目次】第2章 「偉大なのは善良だから」 能力の道徳の簡単な歴史【マイケル・サンデル・要約・もくじ】

能力が重要なのはなぜか

果てしなき能力主義

救済と自助

神の摂理という思想
当時と現在

健康と富

リベラルな摂理主義

歴史の正しい側

道徳の宇宙の弧

【実力も運のうち 目次】第3章 出世のレトリック【マイケル・サンデル・要約・もくじ】

努力と正当な報い

市場と能力

責任のレトリック

才能の許すかぎり

自分が値するものを手に入れる

ポピュリストの反発

やればできる?

見ることと信じること

【実力も運のうち 目次】第4章 学歴偏重主義 何より受け入れがたい偏見【マイケル・サンデル・要約・もくじ】

学歴を武器にする
不平等への回答としての教育

ベスト・アンド・ブライテスト

行なうのが賢明なこと

他人を見下すエリート

学位による統 学歴による分断

テクノクラート的な語り

テクノクラシーVSデモクラシー

気候変動について議論すること

【実力も運のうち 目次】第5章 成功の倫理学【マイケル・サンデル・要約・もくじ】

能力主義VS貴族社会

能力主義のダークサイド

能力主義再考

完全な能力主義は正義にかなうか

われわれは自分の才能に値するか

努力する人は価値があるか

能力主義に代わる二つの考え方

功績(メリット)を拒否する

市場と功績

市場価值VS道徳的価値

値する?それとも資格がある?

成功に対する態度

機会と選択

才能の価値を守る

能力主義の隆

【実力も運のうち 目次】第6章 選別装置【マイケル・サンデル・要約・もくじ】

ジェームズ・コナントの能力主義クーデター

能力の専制を暗示するもの

コナントが残した能力主義の遺産

SATの得点は富に比例する

能力主義が不平等を固定する

名門大学が社会的移動を推進するエンジンにならないのはなぜか

能力主義をより公平にする

選別と社会的評価の分配

傷ついた勝者

輪くぐりは終わらない

おごりと屈辱

適格者のくじ引き

選別装置を解体する

評価のヒエラルキー

能力のおごりをくじく

【実力も運のうち 目次】第7章 労働を承認する【マイケル・サンデル・要約・もくじ】

労働の尊厳をむしばむ

絶望死

怒りの源

労働の尊厳を回復する

承認としての労働

貢献的正義

労働の尊厳について議論する

つくる者と受け取る者

【実力も運のうち 目次】結論 能力と共通善【マイケル・サンデル・要約・もくじ】

機会の平等を超えて

民主主義と謙虚さ

謝辞

解説/本田由紀

実力も運のうち 能力主義は正義か? / マイケル・サンデルの内容説明

100万部突破『これからの「正義」の話をしよう』から11年
格差と分断の根源に斬りこむ、ハーバード大学哲学教授の新たなる主著

〈ブルームバーグ、ガーディアン紙ほか年間ベストブック〉

ハーバード大学の学生の三分の二は、所得規模で上位五分の一にあたる家庭の出身だ。
にもかかわらず、彼らは判で押したように、自分が入学できたのは努力と勤勉のおかげだと言う――

人種や性別、出自によらず能力の高い者が成功を手にできる「平等」な世界を、私たちは理想としてきた。
しかしいま、こうした「能力主義(メリトクラシー)」がエリートを傲慢にし、「敗者」との間に未曾有の分断をもたらしている。
この新たな階級社会を、真に正義にかなう共同体へと変えることはできるのか。

超人気哲学教授が、現代最大の難問に挑む。

解説/本田由紀(東京大学大学院教育学研究科教授)  :引用元

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【評価・感想・口コミ】実力も運のうち 能力主義は正義か? / マイケル・サンデル【Amazonレビューを引用】

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敗者から見た社会を

日本でも能力主義の過熱を話題にした書籍はあるが、ここまで包括的に論じたものは少ない。学歴偏重主義や成果主義も日本で浸透しているのでアメリカの問題と共通しているので他人事では無い。自由意思か運命論かという普遍的議題もあり時代が下るに連れて個人の責任に帰するようになったことが良く分かり現在猛威をふるっている。高学歴層の桁違いの収入のゴールドカラーへの大挙ばかりが注目される世の中ですが、エッセンシャルワーカーやシャドウワークにも尊厳や承認が求められ、市井の人々が普通に生活出来るようなまっとうな環境づくりが必要であります。相変わらずの格差社会であり、突出した個人は出難いと思いますが、社宅がある風景が郷愁を誘い幸せだと感じました。内需企業、ローカル企業ファイト! 脱線ですが、サンデル教授の新刊とかぶりそうな案件ですが、稀でなかなかありそうにないですが、『グッド・ウィル・ハンティング』好みです…。

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能力主義は正義ではない

本書の原題は「tyranny of merit : 能力の専制」。能力に応じて仕事を割り当て、成果に見合う地位と報酬を与える「能力主義」は、有効性と公正性では有益かもしれない。だが、能力は個人の努力と勤勉しだいとの考えに立つことで、自己責任を強く求める一面も持つ。 また、能力主義は知識や頭脳を重視するため、欧米の先進国では学歴偏重主義が蔓延している。労働者の技能が軽視され、社会的な敬意が失われた結果、高学歴のエリートへの怒りと反発が高まった。大学の学位の有無による政治的分断がトランプ政権の誕生やブレグジットに繋がったのだ。 能力主義者は能力を自助努力の成果と考えがちだが、才能は遺伝的な運や、神の贈り物とみるべき。本書が「実力も運のうち」と邦訳された理由もここにあるだろう。成功は才能と努力の合成物なので、運命の偶然性を自覚して謙虚さを持つ必要がある。多額のお金を稼ぐのも、個人のスキルと市場で要求される技量がたまたま一致しただけで、野球の花形選手が17世紀に生まれていたら今の収入は得られなかったはずだ。 能力主義は正義ではなく、高い学歴を持つ人々が道徳的な判断を行って社会の共通善を実現できるとは限らない。多様な職種に敬意を表し、運の要素を重視するよう心がけて、少しでも弊害を是正していかなければならない。 :レビュー一覧

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